チラシの配布方法には、大きく分けて3種類あります。
新聞折込、ポスティング、手配り配布。
今回は新聞折込チラシの場合の、チラシのサイズのチョイス方法をお教えします。
チラシのサイズを選ぶ際には、気をつけなければいけない点があります。
配布方法によっては、間違ったサイズ選んでしまう可能性があります。
そんな間違いを避けるために、サイズチョイス方法を書きたいと思います。
新聞折込チラシのサイジングは何がベスト?
新聞折込は、周辺地域のお客様への配布にもっとも適した配布方法です。
新聞を半分に折った寸法は、大体B4サイズ程度の大きさになります。
新聞折込の場合、ほとんどのチラシがB4サイズで作成されています。
B4サイズは、確かに新聞折込で一番使われるサイズであることは
間違いないですが、なぜみんなこぞってB4サイズを選ぶのでしょうか?
答えは簡単です。
新聞折込チラシといえば「B4」という、
昔からの固定観念があるからなんです。
新聞折込には、B4に限らず様々なサイズのチラシが折り込まれます。
もちろんA版の折込も可能です。
例えばこんなケースをご紹介します。
都内でラーメン店を営んでいるAさん。
Aさんは、妻と2人、二人三脚で小さなラーメン店の経営を、2年間頑張ってきました。
オープン当初は、売上もそこそこあり、2人で食べていく分には充分な売上をあげていました。しかし、オープンから2年が経ち、客足も少しずつ引いていき、
売上も右肩下がりに下降していきました。Aさんは、オープンの時に手書きで簡単なチラシを自分で作り、
妻と2人で近所に撒いた程度で、お店の宣伝をほとんどおこなってきませんでした。
売上が減少してきたので、何か手を打たねばと奮起したAさんは、
チラシ制作をプロに頼んで、コストはかかりますが新聞折込をしてみようと決意しました。そこでAさんは、新聞折込について調べる事にしました。
新聞折込のサイズは、B4が主流だということを知りました。
Aさんは思いました。”じゃあ、うちもB4でチラシを作るかぁ”と。Aさんは、ネットで調べたチラシ制作会社へ問合せてみることにしました。
見積依頼をした翌日、制作会社から返答がありました。
見積書を見たAさんは、あまりに高い金額に驚きました。Aさんの用意した予算は、新聞折込こみで10万円。
制作会社からの見積もりは、20万円だったのです。Aさんは、サイズの見直しを検討しました。B4だから高いと思ったAさんは、
チラシのサイズを、A4にして再度見積依頼をしてみました。結果はAさんの予定していた予算である10万円以内に収まる内容でした。
早速Aさんは、チラシのサイズを当初のB4サイズからA4サイズへとダウンして、
周辺地域を新聞折込をしました。すると反響は中々よく、今まで認知されていなかったお客様やクーポンを見たお客様に、
ご来店をいただけました。初めてのチラシ配布でしたが、
結果は上々だったと思います。
結果として、初めてのチラシ配布でよい結果を得たAさん。
このケースの一体どんな要因が良い結果をもたらしたのでしょうか?
折込チラシのサイズをA4にした
最大の要因は、ずばり、
折込チラシのサイズをA4にしたことだと私は思います。
何故と思われると思いますが、その理由は、
先程お話した、新聞折込チラシのサイズで一番選ばれるサイズがB4だからなんです。
例えば、Aさんが折込をした日に20枚のチラシが折り込まれたとします。
業種は様々。
パチンコ店、不動産業者、飲食店などなど。
しかも他のチラシは、全て名だたるチェーン店や企業ばかり。
飲食店も同じです。
サイズは全てB4もしくは、B3(2つ折りにするとB4サイズ)のチラシばかりでした。
そんな中、Aさんのラーメン店のチラシは、
他のチラシと違う点が1つありました。
それはサイズです。
サイズをA4にすることで、他のチラシとの差別化が自然とできていたのです。
A4サイズのチラシがおすすめの理由
- B4チラシに比べ、サイズが小さいので、逆に目立つ。
- サイズが小さい分、印刷コストを安く抑えられる。
以上の点が、今回Aさんが新聞折込チラシ配布に成功した隠れた秘訣です。
それでは順に説明していきます。
B4チラシに比べ、サイズが小さいので、逆に目立つ。
大は小を兼ねるの逆の発想です。
例えば平均身長180cmの大人のバスケットチームの中に、
身長140cmの小学生プレイヤーが混ざっていたら、逆に目立ちますよね。
消費者はペラっと、チラシをめくった時、
「んっ!?」ってなるんです。
ちょっと読んでみようかなと思わせることができれば、第1段階クリアです。
あとはチラシデザインやコンテンツ次第で、お客様になっていただける可能性大です。
サイズが小さい分、印刷コストを安く抑えられる。
これは単純に紙面サイズが小さい方が、もちろん印刷コストは安くなります。
その為、低コストで折込チラシを配布することができ、
費用対効果の高い販促となりました。
まとめ
今回の記事で一番言いたかったことは、
先入観に騙されないでほしいということです。
チラシはB4という固定概念を打ち消して、費用対効果の高いチラシを作って頂きたいです。